インパクト投資とは(その2)

こんにちは~。
本日は2回目のインパクト投資の話を。


先日参考とさせて頂いた、GSG国内諮問委員会さんから、こちらについてです。

impactinvestment.jp
潜在能力の高い「インパクト投資」ですが、現時点ではいくつかの課題もあります。


1 認知と理解の不足

「社会的インパクト投資」を実行することへの関心がある人は約2割にとどまっています。

www.nikkei.com
この点についてですが、後段の「プレーヤーの不足」「社会的基盤の不足」あっての、「認知と理解の不足」と捉えています。

担い手と受け皿(プラットフォーム)が十分に「身近な」存在、と認識できてから、関心を持ち始める人が多いのでは?と思ったことが理由です。

 

2 プレーヤーの不足
プレーヤーあっての社会的基盤という発想から、こちらを先に。
現在投資活動を行っている投資家の方達の間でも、インパクト投資への参入はこれから、というところです。

 

投資家目線としては、確実性を知ってから行動したいところではないでしょうか?

金融商品としての設計が、まだおぼろげで見えにくいところが、インパクト投資にはあると思うので、「体系立てて説明し、実例を集めているプラットフォーム」をより整備し、発信する必要があるように思います。


投資行動に関心があって、実際には投資をしていない層の人に向けては、「実践」の重要性を言い続けることも重要な気がします。

 


3 社会的基盤の不足

こちらの内閣府の資料をご確認ください。

www.npo-homepage.go.jp
結構前から基盤づくりと密接な「社会的インパクト評価」については、定着を目指した動きがあることが、資料中の「社会的インパクト評価の推進に向けて~」の箇所から把握できます。


一方で最初に挙げたGSCの資料の中では、
 ・資本市場への組み込みの不足
 ・インパクト評価の手法の未確立
への言及もありました。


資本市場が受け入れるには、手法の確立が先だと思います。
ファンドレイザーの中でも知見ある人達を中心に、インパクト評価の手法を、「実践しやすい形で」まとめて頂けるといいな。

 

「実際に何かする時、どんなレイアウトや構成が使いやすいか?」
については、現場で活動している人の声をより重視する必要があります。

 

 現時点で、3つの観点から思っているところは、以上です。

 

ひとまずインパクト評価についてはここまで。
引き続き私も学習していきたいです。
ではでは~。