ソーシャルポートフォリオ「Solio」の話

こんにちは~。
今日はちょっと気になる、このURLの話をします。

solio.me

0 気になるのはなぜか?

・私の知っている人が中心人物として携わっている。
・機能自体は使いやすそう。
・デザインがよい。
・敷居の高いイメージがある寄付を身近にする、という目的がある。
といったポジティブな観点、のみならず

・私は実際には使っていない
・…というより、寄付者の楽しみの一部を取り上げていない?


という、ネガティブな観点もこのサービスを見て思ったからです。

結論から言うと、ネガティブな懸念点を有しつつも、寄付を身近にすることは必要なので、Solioのリリースは一大イベントであり、広まっていくといいなと思っています。

今回の記事の後半では、上述した「?」についても考察ができればと思います。

 

1 Solioとは?
気になるジャンルに、「組み合わせを作った上で」寄付をする、

というのが、Solioの概要的なところです。

・12個のジャンルから、寄付したいと思うジャンルを選択
・ジャンルごとの関心の度合いを設定
・毎月寄付する金額を設定
・関心度合いが設定されているので、設定した寄付金額が毎月、Solioを通じて、

 各ジャンルで活動する団体に等配分される
・金額が公開されない形で、ポートフォリオ(組み合わせ)は友人とシェアができる

 (一つのコミュニケーション・ツールとしても使用できる)


使い方としては、上記の特徴が挙げられます。

 

2 いろいろな分野への寄付ができる、ということ
「組み合わせ」を基にした、寄付のプラットフォームなので、すでに「この団体!」という団体を知っている方であれば、Solioを使う前にすでに寄付先を決めていると思います。

その一方で、現に注目度が上がっている背景として、「普段の生活の中では、上記のように言い切れるだけの繋がりを持った団体が、すぐには見つからない」という現状があるのではないでしょうか?

そこで、何となく関心を持っている分野を可視化し、少しの関心の組み合わせで行動に結びつけられる、Solioの重要性が上がっているのだと思います。


敷居がまだ高い傾向のある寄付。
今後日本で裾野を更に広げていく上では、必要なリリースです。
機能の拡充も、楽しみにしているところです。


今日はここまで

…と、書くと思いましたか?
まだ重要なことを書いていません。

 

3 Solioは必要だったが、目標としての到達点にはまだなっていない
はい。もう少しお付き合いください。

ここからは問いになるのですが…。
「寄付に関心があってSolioを使おうとしない人」の動機は何だと思いますか?
少し先に触れた、すでに「この団体!」という団体を知っている、とも関連してきます。


実際、私は今の時点では、Solioの使用予定はありません。
理由としては、いくつかの団体にすでに寄付しており、「寄付に関心はあるけどどうすればいいのか分からない」…という状態ではないことが挙げられます。


ここからはそのことについて。
お金出すので、何かは対価として、人間求めるものだと思いますが、私の場合、「見つける楽しさ」「選ぶ楽しさ」の要素も大きくて、寄付をしている面があります。

寄付の組み合わせを考えるきっかけとしては、Solioはとてもいい試みだと思いますが、見つけることと選ぶことについては、「ゆくゆくはより多くの人が、プラットフォームにやってもらうのではなく、自力でできるようになるといいな」と思っています。

その方が寄付行動は楽しいと、個人の経験としては思うからです。

 

今よりSolioが広く知られるようになり、活用する寄付者が増えた時に、現状残る懸念点としては、

「寄付したいけどどうすればいいのか分からない」
「寄付に関心があるけどいい寄付先は自分では分からない(見つけられていない)」

といった状態の方に向けての、「寄付の本当の楽しさは、これらが自分で分かるようになった時に、見つけられる。」という趣旨の発信が少し少ないかな…と思っています。

 

4 Solioは寄付者の最終目標たり得るか?
Solio懐疑派っぽい書き方になっているので、強調しますが、Solioは、今必要とされているプラットフォームには違いないです。
なので、「何となく寄付に関心はあるけど、まだ実際には行動していない」という方には、ぜひ使って頂きたいです。


参考記事として、このプラットフォームを作った代表者の今井紀明さんが記載したNote記事があるので、シェアします。

note.com
私はタイトル見て最初「えー」と思った方の意見でしたが、本文見ると「確かに」と思う示唆に富んだ声も紹介されているので、よければ確認頂けると嬉しいです。

この節の表題にある問いについて。

これからも色々な形で、Solioは自分達の回答として、機能を拡充していくと思うので、継続して関心持って頂けると幸いです。

 

3以降の方が長くなりましたね。
こうした構成も時々していくかもしれないです。

ではでは~。