イメージの偏りに気を付ける

こんにちは。

読書エッセイという手法があるようなので、今日は試してみます。

 

「一般的に悪いイメージがあるイランであるが、その難民政策は世界において実は模範的なものである。」1)

 

私が難民政策に関心があり、読んでいてふと思うことあったので、こちら1文を引用させて頂いた上で、思うことを書いていきます。

 

いいイメージ、悪いイメージはどんな国にも、ついて回るかもしれないです。

色々ニュースで耳にする国なので、先入観のようなものが多少はあります。

 

しかし、取り上げている課題自体は、どの国が行ってもやることは同じ。

今回取り上げている難民政策であれば、住んでいる場所を追われた人々に衣食住を提供し、生活を支えるという目的自体は、イランであってもイランでなくても変わることはないです。

 

「教育を提供すると言っても、その内容が偏っているのでは?」

「我々が教育を提供した方が、内容に偏りがなくよいのでは?」

 

自己の都合で支援の内容を決める発想に、後者はなっているのではないでしょうか?「あの国の支援は…、あの団体の支援は…」等と、実際(ファクト)を見る前にあれこれ想像することの懸念点が、この中にはある気がします。

 

…ということを思考してみました。

「イメージの偏りが支援を考える上で、足を引っ張ることもあるので気を付けましょう」的なことが伝われば幸いです。

 

今日はここまで。

ではでは~。

 

1):(小島海「イランで難民支援を呼びかける」松本悟・佐藤仁編著『国際協力と想像力―イメージと「現場」のせめぎ合い』 183頁 日本評論社 2021年)