リアクティベイト―日々、再アクティブについて考えてる

こんにちは~。
持続する関心、について思考していたので、こんなタイトルになりました。


リアクティベイト(reactivate)という言葉があります。
英語では「再アクティブ化」と称されるこのワードについて、今日は話を。


以前の記事で、「魅力がなくてマンスリーサポーターやめたところある」といったニュアンスで、経験談を話したことがありましたが、その逆の経験として、一旦環境の変化でマンスリーサポーターをお休みし、しばらく経ってから再開した所もあるので、その理由や、寄付をしていない間に続けてきたことを、前半では話そうと思います。


その後、これらの経験を経ての示唆について記載できればと思います。

 

2 再度マンスリーサポーターになったエピソード―某NPO

2-1 マンスリーサポーターの開始
  私にとって、「マンスリーサポーター(継続寄付)」の形での寄付を初めて行った

  団体です。
  この時、時々単発寄付していたけど継続寄付の経験が無かった私は「開始したら

  よほどのことがないと中止できない」という意識があったので、
  マンスリーサポーターには踏み出せずにいました。
   → ある時、素晴らしいきっかけがあり、当時の設立者の方と2人で話す

     機会を得ました。
      ・奥にある熱意を直接聞いた。
      ・状況によっては、開始した後も中止できる、と聞いた。
   → 上記2点を動機として、マンスリーサポーターを開始しました。


2-2 マンスリーサポーターの中断
  2年程継続寄付を続けてきましたが、この頃私の転職・引っ越しがあって

  出費がかさみ、少し余裕がなくなりました。
  電話かけるのすごい嫌でしたが、中止の申し出をした時、団体の担当者さんに、

 「またいつでも再開してください」と言って頂きました。
   → 余裕出てきた時に、再開の時機をうかがうことにしました。


2-3 中断期間中
  後ろめたさもあり、再開しますとなかなか言い出せずにいましたが、

  SNS(Facebook)で、団体の代表者さんの発信は、この間継続してチェックして

  いました。疎遠になるのではなく、心理的には近くに留まった状態でした。
  【ここ重要!】

   この間、寄付再開の「催促」が団体から来ることはなかったです。


2-4 マンスリーサポーターの再開(再アクティブ化)のきっかけ
  実は再開は、延びに延びて今年、2021年です。
  2020年(昨年)以降、代表者さんの発信の「質」が少し変わってきました。
  より切迫感が伝わり始めたというか。

  寄付再開の必要性は徐々に意識し始めていました。
  「また中止になるようなこと」は嫌なので、数か月様子見させて頂きましたが、

  団体の現状や、応援の必要性を思ってから再び団体の公式URL等で、

  この間の活動をチェックし、マンスリーサポーターとして応援を再開しています。


2-5 現在とこれから
  実際のところ、先のことは不明なので、「今度は中止しない」との確証は

  得られていないですが、できる限り寄付を継続しようと思います。
  寄付再開の決め手となったのは、「「今」応援することの必要性が伝わってくる

  発信」でした。
  「後の時機でもいいや」と寄付者心理として思うようなことがあれば、

  再度の意思決定をすることはなかったと思うし、「今でなくてもいい」の延長に
  「私でなくても、どこかのお金持ちが寄付すればいい」という「寄付しない理由」

  が生じると思います。

 


3 リアクティベイトに向けて気を付けること
 「状況が整えば、動ける時に応援したい団体に対して再びお金を使いたい。」
  こう思っている、現在は団体に向けての寄付をしていない団体の継続応援者

  (潜在寄付者)は、一定程度います。
  彼らについて、気長に待つということも、元々関心を持って頂いているので

  あれば、必要な手です。

 

  彼らに久々に連絡を取る際、お金の話はやめた方がいいでしょう。
  「寄付再開の依頼が結局目的。「関心持ち続けるだけじゃ無意味な応援者に

  過ぎない」と、思われているのかな~」と、彼らに思わせてはなりませんよ。

 

 

4 寄付を「集める側」にとっての示唆
括弧内の「節」は、それぞれ対応している上記エピソードの部分を表しています。

「今、ここ」の発信は重要!(2-5)
状況に応じてアプローチを変えつつSNS等のメディア及び、団体のURLを通じての発信を続けること!(2-4)
・寄付をお休みしている寄付者に対する、寄付再開のお願いは慎重に!
 お金の話よりも前に、人同士としての近況の話が、応援者はそうした時にはしたいもの。(2-3及び3)
・寄付の休止という団体にとってはネガティブな連絡を受けた時の対応の重要性。(2-2)
・寄付者が寄付を開始したきっかけを把握・記録すること!(2-1)
 私の場合は、事業への共感に加えての、人的繋がりが、寄付をお休みした後も心理的に離れきらなかった要素として大きい。

 

つらつらと書きましたが、案外4が一番伝えたかったことです。

 

「寄付者の都合で寄付の継続、中断を決めていいの?」というご批判もあると思います。

寄付者自身が、もしもの時に引き継いで継続寄付をしてくれそうな人を見つけることで、この点については対応できる(責任を果たしたことになる)と思っていますが、
「見つけること自体が一寄付者には簡単なことではない」のもごもっともなので、改めて別の機会に深掘りして思考できればと思います。

 

長くなりました。ではでは~。