マンスリーサポーター制度と会員制度
こんにちは。
前回、マンスリーサポーターをやめるということについて、話をしましたが、もう少し。キーとしては、「区切りとしての「考え直し」の時期の明確さ」が挙げられます。
そのことに関連した所感を、下記の1~3では記載しています。
1 マンスリーサポーター制度
・月々に換算すると1,000円前後から始められることが多い。
・1回目の寄付の金額は、そのまま月々に換算しての金額となるため、1回目の意思決定への抵抗感が少ない寄付の方法。
2 会員制度
・月々に換算すると、1,000円前後となることが多いのは、マンスリーサポーターと同様。
・一方で、それが年1回単位でまとまることが多いので、1回で支払う金額は10,000円前後になることが多い。月1,000円という区切りで、12,000円のところもある。
・なので、1回の意思決定で「動く」お金の量がマンスリーサポーターよりも大きい
・その分、年1回やってくる「会員更新月」が近づくと、応援を継続するか中止するかについて、ある程度じっくり判断ができる。その時、改めて団体のことや団体が取り組んでいる事業、関連する分野の課題について調べ、学習することも多い(ここでアニュアルレポートが、すごい役に立つ!)
3 再びマンスリーサポーター制度
・マンスリーサポーターは、「最初の1回」が比較的手軽な反面、2回目(2か月目)以降、明確に「寄付をしている」という感覚が持ちにくい面もある。
・しかしこのことは、個人的にはそれほど問題視していない。
・どちらかと言えば、応援2年目以降、「会員更新月」の概念がない分、改まった学習や応援の意思決定を定期的に行う機会がない、というのが、マンスリーサポーターという手法の、弱点の一つでは?と思っている。
以上1~3が、それぞれの制度に対する私見になります。
マンスリーサポーターと会員の使い分け
いわゆる万能なファンドレイジングの手法は、本当は無くて、どんな手法も何かのデメリットは有しています。それを導入の段階で、なるべく最低限に抑えつつ、複数の資金調達手法を組み合わせ、NPO・NGOは財源を確保していくことが多いです。
私自身は、マンスリーサポーターとして応援しているところと、会員として応援しているところが両方あるので、バランスをとりつつ、「いい活動を行っている団体の応援者」でありたいと思っています。
それぞれの手法の継続率とか、主要なファンドレイジング手法同士と言える2つの制度。切り口は他にも多数ありそうですが、今日はここまで。
引き続きファンドレイジングとは何ぞや?というのを考えていきたいです。
ではでは~。