マンスリーサポーター制度と会員制度

 

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出典:https://www.irasutoya.com/2017/02/blog-post_74.html

こんにちは。

前回、マンスリーサポーターをやめるということについて、話をしましたが、もう少し。キーとしては、「区切りとしての「考え直し」の時期の明確さ」が挙げられます。

そのことに関連した所感を、下記の1~3では記載しています。

 

1 マンスリーサポーター制度

・月々に換算すると1,000円前後から始められることが多い。

・1回目の寄付の金額は、そのまま月々に換算しての金額となるため、1回目の意思決定への抵抗感が少ない寄付の方法。

 

 

2 会員制度

・月々に換算すると、1,000円前後となることが多いのは、マンスリーサポーターと同様。

・一方で、それが年1回単位でまとまることが多いので、1回で支払う金額は10,000円前後になることが多い。月1,000円という区切りで、12,000円のところもある。

・なので、1回の意思決定で「動く」お金の量がマンスリーサポーターよりも大きい

・その分、年1回やってくる「会員更新月」が近づくと、応援を継続するか中止するかについて、ある程度じっくり判断ができる。その時、改めて団体のことや団体が取り組んでいる事業、関連する分野の課題について調べ、学習することも多い(ここでアニュアルレポートが、すごい役に立つ!)

 

 

3 再びマンスリーサポーター制度

・マンスリーサポーターは、「最初の1回」が比較的手軽な反面、2回目(2か月目)以降、明確に「寄付をしている」という感覚が持ちにくい面もある。

・しかしこのことは、個人的にはそれほど問題視していない。

・どちらかと言えば、応援2年目以降、「会員更新月」の概念がない分、改まった学習や応援の意思決定を定期的に行う機会がない、というのが、マンスリーサポーターという手法の、弱点の一つでは?と思っている。

 

以上1~3が、それぞれの制度に対する私見になります。

 

 

マンスリーサポーターと会員の使い分け

いわゆる万能なファンドレイジングの手法は、本当は無くて、どんな手法も何かのデメリットは有しています。それを導入の段階で、なるべく最低限に抑えつつ、複数の資金調達手法を組み合わせ、NPONGOは財源を確保していくことが多いです。

 

私自身は、マンスリーサポーターとして応援しているところと、会員として応援しているところが両方あるので、バランスをとりつつ、「いい活動を行っている団体の応援者」でありたいと思っています。

 

 

それぞれの手法の継続率とか、主要なファンドレイジング手法同士と言える2つの制度。切り口は他にも多数ありそうですが、今日はここまで。

引き続きファンドレイジングとは何ぞや?というのを考えていきたいです。

ではでは~。